【マーダーミステリー】わかりやすくやり方を説明【初めての人におすすめ】

【アナログゲーム紹介】

みなさん、マーダーミステリーというゲームはご存知でしょうか?

このページではマーダーミステリーのやり方が分からない人、初めて聞いた人、やったけどよく分からないゲームで終わってしまったという人向けに分かりやすくルールの説明をします。

「マーダーミステリーとは」通称マダミスとは
物語の登場人物になり切って遊ぶ推理ゲームです。

大まかなルールはとてもシンプルで

1.台本にそって、何時に何をしていたか把握する。
2.他のプレイヤーと話し、事件の情報を集める。
3.犯人だと思う人に投票する。

三行で説明するとこの流れになります。

『台本の読み込み…、キャラになりきり…、他人と話して情報収集…』
という敷居の高さを感じたあなたにこそ!
是非もう少し下の遊び方紹介まで読んで頂きたく思います。

このゲームは 情報整理能力 / 質問力 / 発言力 / 発信力 等
遊びながらコミュニケーション能力が養われるので脳トレにもとてもオススメです!
今回はとっつきやすい自作シナリオの例題を用意しました。
どんなゲームかイメージが伝われば幸いです!

シナリオの難易度は導入、かなり初心者向けに作られています。..

マーダーミステリ―の遊び方

今回は遊び方の説明として
マーダーミステリーの自作シナリオ【失われたディナー】
を例題として使用します。

物語、プレイヤー決め、設定の確認

今回の物語はこんな内容だよ

次にプレイヤーを決めるよ
自分がやる役の台本を取ろう!

 

 

今回はお父さん役のプレイヤー視点で一緒に見ていこう!

お父さん役なので台本『お父さん』を取ります。※他の役の台本は絶対に見ないように!

 

なるほど、つまみ食いはしているからそれをバレないようにしないといけないんだね

お母さん「夕飯台無しにしたの誰だ!!」

お父さん「知りませーん」

お姉ちゃん「知りませーん」

妹「知りませんー。夕飯が…」

 

では、キャラクターとこなすミッションが確認出来たら具体的な事件前後のアリバイを見ていこう。
台本をめくってこうか

これは、『お父さんの台本』
みんなその時間何をしていたかが書かれているためここの読み合わせで情報を交換しあったりするね。

お姉ちゃん「んー、これは皆に聞きたいことが山ほどあるな」

妹「こっちのセリフですよ」

 

事件の説明と情報カードの会得

よし、みんな大体台本の内容は把握できたかな

先生、台本の役になり切ってしゃべれる気がしません。

うん、大体分かれば大丈夫だよ!
みんな台本を辿りながら「こんなことをしてたらしい~」みたいな確認しながらのトークになって問題ないです!

うん、じゃあ大丈夫かなぁ

それでは、全体の流れを説明します!

【失われたディナー 全体ルール】
1.役割決め ルール確認 自己紹介
2.情報カード取得
3.個別の密談(ペアで会話)20分
4.全体で集会 10分
5.犯人投票 5

次は情報カードの取得?

その通り!
ここでは、台本の情報に加えて有用な情報をカードとして得られるよ。

※重要
マーダーミステリーはそのゲームごとに細かいルールが異なります。今回の細かいルール適用は自作ゲーム「失われたディナー」の場合に限ります。
他のマーダーミステリ―ゲームは会議の時間や情報カードの存在や取り方が変わったりルールが大きく異なるモノもありますのでご留意ください。

 

それでは、情報カードですが
今回のルールでは6枚のカードが裏向きにあるので、これを順番にとってきましょう。

カードは『キッチン』のカード4枚 『リビング』のカード2枚

 

カードに限りがありそうだけど早い者勝ち?

そうだね、山札はなくなったらその場で終了。
作品によっては被害者やお互いプレイヤーの部屋を調べられたりもするよ!

というわけで、お父さんはキッチンの情報をもらうよ

このカードは共有したり開示したり交換したりが自由です!

16時30分…。『妹』とすれ違ったあたりの時間だ。妹が炊飯ボタンを押したのかな?

 

個別の密談

次は密談タイム!
このゲームではペアのみで会話

ひとまず、妹にこの件を追求してみようかな。

 

お母さん「妹、密談しよう」

妹「はい!」

お父さん「あら、お母さんに妹がすでに捕まっている。じゃあ、お姉ちゃん話そう」

お姉ちゃん「あ、お父さんに聞きたいことがあるからラッキー」

 

【密談「お父さん&お姉ちゃん」】

 

先に台本をもう一度確認しておこう

お父さん
「お姉ちゃん、4:00 頃キッチンにいたようだけど何してたの??」

お姉ちゃん
「お母さんがお米をといでくれてたから電子ジャーに水と一緒に浸したんだよ」

ん?ジャーの電源を入れてたら時間が合わないな

お父さん
「ちなみにそのまま電源を入れたのかい?」

お姉ちゃん
「いや、その後に妹が電源を入れることになってるから美味しくなるように米を水に浸しただけ」

お父さん
「なるほど」

お姉ちゃん
「お父さん、もしかしてつまみ食いしました?」

お父さん
「ギクッッッ!!何か気になることでも?」

お姉ちゃん
「証拠品見せまーす」

お姉ちゃん
「私が入ったとき洗い物トレイは何もなかったのでお父さんかなぁと?笑」

お父さん
「い、いやぁ、その後妹も入ったし、、、知らないなぁ…。」

マーダーミステリーでは嘘をついてはいけません。
うまくはぐらかしましょう。

【密談「お父さん&妹」】

 

お父さん
「妹よ、電子ジャーを押したのは君か?」


「何のことでしょう??」

お父さん
「証拠品があって、時間的に
あの時すれ違った後、妹が予約炊飯2時間後に設定したのが濃厚なんだよね」


「ガーン、そんな証拠品が!?」

お父さん

「よし、ちょっと聞かせてもらおうか」

お父さん
「電子ジャーのボタンを押したのは妹で合ってる?」


「はい、お母さんがといだお米がジャーに入っているので4時半に水を入れて、2時間後炊き上がり予約炊飯を押すのが私の仕事でした!」

お父さん
「なるほど、ちなみにそれはお母さんからお願いされたの?」


「そうです!!」

お父さん
「お姉ちゃんもそれ知ってるのかい?」


「いえ、私とお母さんが話してた話です。」

そういえば、4:00頃二人が横で話してたっけ。この話だったのか

 

【密談「お父さん&お母さん」】

お父さん
「お母さん、今回って結局キッチンのご飯どうなってたの?」

お母さん
「ご飯が台無し、カレー丸焦げ」

お母さん
「お父さんつまみ食いした?」

お父さん
「いやいや、してないよ!!汗」

お母さん

「焦げたカレーに肉も野菜も何も入ってなかった」

お父さん
「あれ、肉入ってなかったよね??」

お母さん
「なんでお父さんが具材を細かく知ってるのかな?」

お父さん
「あ…」

お母さん
「まぁ、今回はカレー焦がした犯人とご飯ができなかった原因を探してるから」

他の人が何の情報を握っているかすごく気になる

 

全体集会

さぁ、ひそひそ話が終わったところで全員で集会です。ここで犯人を絞ります。

お母さん
「はい、お父さんが野菜を全部つまみ食い、お姉ちゃんが肉をつまみ食いをして火を入れっぱなしにしたためカレーが台無しです。」

お父さん
「そうだったの!!?」

お姉ちゃん
「あれ、肉のつまみ食いは私だけど火はつけてないよ」

お母さん
「え、そうなの?じゃあお父さんだ」

お父さん
「いや、お父さんも火つけてないから妹が犯人だ!!」


「この家族怖い!!」


「私はお母さんに言われた通り4時30分きっかりに水を入れて炊飯予約ボタンを押しただけです!」

お姉ちゃん
「え!!?ちなみに妹、それ中身確認した?」


「いえ、別のことに気をとられていて中身は確認してません。」

こんな感じで進行し新事実がどんどん出てきます。

 

投票結果

はい、それではお疲れ様です!
犯人だと思う人にそれぞれが投票しまーす!

お姉ちゃん

お父さん

 

 

では、一番集まったのは『妹』ということで
妹犯人ですか?

はい、そうですー…色々事故だったんですー。

ある意味全員、夕飯に影響出る悪いことしてる

直接的な台無し原因は妹ってことだね。
「鍋の火をつけっぱ」が今回の犯人として挙がることになったのね。

さて、それで忘れてはいけないのはこのゲーム犯人を当てれば勝ちじゃないよ!

あ、そういえば!!得点制っていってました!!

その通り!確かに『犯人であることがバレない』は高得点に設定しているけどまだ負けじゃないんだ

うーん、やってるうちにそういえば犯人当てる事に必死になっちゃってた。

すごい分かる。結果のめりこんで夢中になるよね

さて、お父さんのミッションは
・犯人をつきとめる +10点
・つまみ食いがバレない 未達成

よりによってお姉ちゃんがつまみ食いの証拠を持ってきたから厳しかったねぇ。
あの情報カードが別の二人にいってたら逃げ切れたかも

点数+20点だった

私は+10点

私も+10点です!

お母さんの勝ち!!

近日中に例題で使用した『失われたディナー』の台本と情報カードを無料公開するので確認してね

 

 

意外とこれ自分がやってる行動だっけ!?みたいなドッキリも多くて戸惑ったなぁ

マダミスは外国で作られたものを翻訳しているものが多くて日本語訳に戸惑うことが多々あるんだよね。
場合によって、犯人じゃないはずなのにこれ犯人じゃね!?みたいなドッキリもあるので本当は一度プレイしてるゲームマスターがいると好ましいね。

最後まで見てくれてありがとうございました!
無料公開シナリオもこうご期待です!

 

マーダーミステリーのおもしろさ


このゲームのおもしろさは
他のプレイヤーと話すたびに新事実が解明していくところにあると考えます。

さらにマダミスを評価したいのは「全員と一度は話さないと真相に近づけない」ため全プレイヤーと強制的に話す機会が生まれるという部分です。

プレイヤー全員に重要な役割があり、全員が常にドキドキワクワクしていられます。
そしてこのゲームは『発言力がある人』『黙りっぱなしの人』『回数重ねて勝利パターンを持っている人』が勝利するようなゲームではありません。

ゲームなんて普段しりとりしかやらないって人でも簡単にプレイができ、楽しめること間違いなしです。
是非これを機に興味をもってみてはいかがでしょう?

※基本内容に触れている動画はネタバレになるので注意してください。

コメント

  1. さんぱち より:

    はじめまして、とても参考になる記事でした!
    今度はじめて自らGMをして、はじめてのメンバーにマダミスをプレイして貰う予定です。

    「失われたディナー」の台本と情報カード、公開記事見つからなかったのですが、どこかに公開されているでしょうか?
    ぜひデモンストレーションとして使用させていただきたいです!

    • さんぱち様
      コメントありがとうございました!
      しばらく更新を放っておりすみません!
      来年からHPをカスタムしようかと思っており整理しており見つけました。

      12月中旬に一新してオンラインツールにも対応できるバージョンで公開予定ですので、新しいメンバーと導入するデモンストレーションとして使用していただければ幸いです

      本当に長らく放ってしまい申しわけございませんでした!

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